Journey Notes

2019年カミーノ・デ・サンティアゴを歩いています

ブルゴス → オルニージョス・デル・カミーノ

 

カミーノ14日目。

晴れ。朝から雲がない青空。

朝から暑くなるのが早かった。

 


今日は、ブルゴスからオルニージョス・デル・カミーノまで20.5km歩いた。

 


ブルゴスからは、その先のオンタナスまで行く人も多い。

そうなると約30kmの道程。

 


どうするか。

オルニージョス・デル・カミーノはアルベルゲの数が少ない。

 

 

 

11:00までにオルニージョス・デル・カミーノに着いたらオンタナスまで、

11:00までに着けなければ、そこで一泊すると決めて歩き出した。

 

 

 

ブルゴス出発は06:48、オルニージョス・デル・カミーノ到着は11:36だった。

結果、今日はオルニージョス・デル・カミーノまでになった。

 


小さい村だと見るところもないし、早く着いた分休養だ〜!

 

 

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朝ごはんに、アルベルゲの自販機でパンを買い、食べてから出発。

もう一泊する(アルベルゲには連泊できないので、違うアルベルゲに)スティーブンさんが、気をつけて、またすぐ会おうとハグしてくれた。

 

 

 

 


朝日を浴びるカテドラルにさよならして、歩き出す。

今朝は涼しくない。

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ひとりで歩きながら街を出る。

大きな街は出る時に少し迷うことがある。

大抵大丈夫なんだけど、今朝は前のふたりが戻ってきて、

「道が違う」と言う。

 


私を含め5、6人で数十m戻ると、地元の女性が斜めの方向を指し、

「こっちに真っ直ぐよ!」(スペイン語だから多分)と教えてくれた。

 


ちゃんと見たら、黄色い矢印あった。。

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顔なじみと挨拶をしながら、鉄塔の写真を撮る。

鉄塔。

いいねぇ。

 

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ひとりで歩きながら考える。

 


ティーブンさんと話したこと。

 


昨夜スティーブンさんと話したことで、すべてがクリアになったことがあった。

 

 

 

答えはシンプルだった。

 

 

 

 


とてもスッキリした気持ちになった。

 

 

 

 


歩いていると、歩き方やペース、休憩を取るのか取らないのか、

人とのコミュニケーション、ずっと話しながら歩くのか、挨拶だけなのか、ペースを誰かに合わせるのか。

 


カミーノを歩いていて、自分が生きてきた36年間のパターンや癖が、そのまま反映されていることに気がついた。

 


おもしろい。

先人がよく言ってきたあれだ。

 


「人生は道。生きることは歩くこと」

 

 

 

 

 

 

 


ブルゴスでは2泊する人も多いので、ここからまた顔ぶれが少し変わってきた。


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小さな村を2つ通過した時点で、

「お、これはオンタナスまで行けるかも?」

と思った。

 

 

 

が、そこから8kmちょっと。

 


坂道を上がり下がり、地面は真っ白な道。

青空はとても綺麗だけど、後ろからの日差し攻撃。

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ヨーロピアンの人は、結構肌が赤くなっている人も多かった。

 

 

 

日差し強ー!

跳ね返しも強ー!!!

 


気温が何度かと聞かれると、東京よりは低いと思う。

けど日差しが…

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途中の教会で、旅の無事を祈ってもらった。

1人ずつ、わかる言語(英語かスペイン語かな)で祈ってくれる。


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最後の下り坂に差し掛かる。

この時点で11:00。

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今日は決めてあったから。

もう少し行けちゃうんじゃない?といつもなら先へ行ってしまうかもしれないが、

11:00までに到着しなかったんだから、今日はオンタナスへ行かない。

 


自分との約束を守る。

 


もうちょっと、あとちょっととなりがちな自分の癖を脱却!

 

 

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オルニージョス・デル・カミーノに到着!

 

 

 

小さな村なので、矢印に沿って歩いて行くと、3つのアルベルゲと、小さな小さなお店、

通りの脇で休憩しているペリグリーノたち。

 

 

 

 


今日は少人数のアルベルゲにしようと決めていた。

アルベルゲはすぐ見つかったけど、さすがにこんな時間ではまだオープンしていないと思ったら、

2分ぐらい待っただけで入れてもらえた!

 

 

 

なんて早いチェックイン。

 

 

 

とりあえず荷物だけ置いて、隣の小さな小さなお店に買い物へ。

その前で、昨日のメキシコ人の人が休憩していたので、一緒に乾杯。

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今日はもう一つ先の村まで行くらしい。(オンタナスの手前。アルベルゲが一つしかない)

 

 

 

ここで休んでいる人たちは先を目指す。

 

 

 

 


しばらくアルベルゲの前に座って休息。

 

 

 

日本人の女の子が来た。

何度か会い、何度か話したことがある。

 


14:00に公営のアルベルゲの受付が始まると言うので、それまでおしゃべり。

1時間以上話した。

 


通りすぎる人に「Buen Camino!」と言って手を振る。

 

 

 

 


その後、いつもの日課のシャワーと洗濯。

日差しが強いので、よく乾く。やっと!

 

 

 

買い物がてら散策に行こうとアルベルゲを出ると、日本人の女の子にまた会った。

 


公営のアルベルゲが満室で入れず、向かいのアルベルゲに入ったらしい。

 

 

 

せっかくだからと、店で(唯一の店だった!)でっかいサンドイッチと飲み物を買い、乾杯。

さっきと同じ場所。

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日差しが強い通りの脇の、日陰は涼しい。

青空だし、歩いた後だし、シャワーの後だし、

ビール(と言う名のジュース)がうまい!!

 

 

 

2時間ぐらい話している間に、すべてのアルベルゲが満室になり、入れなかった人がタクシーで次の村へ向かったりした。

 


スビリでの自分を見ているようだ。

 

 

 

 

 

 

夕食希望者は、みんなでテーブルを囲み、パエリアを食べられるアルベルゲだったけど、今日は頼まず。

 


さっき大きすぎて食べきれなかったサンドイッチのハムと、数日前のマッシュルームの残り(そろそろやばい)を炒めて、またパンに挟んだ。

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さっきより美味しい。

今日3度目の乾杯。

 

 


大きなテーブルで食べていると、本を読んでいた向かいの女性が話しかけてくれた。

 


彼女はドイツの人で、カミーノは4度目だそうだ。

 


1度目は2015年、レオンからサンティアゴ・デ・コンポステラまで。(最後のパート)

 


2度目は翌年、ポルトガルポルトからサンティアゴ・デ・コンポステラまで。

 


3度目は、ログローニョからレオンまで。

 


そして今回は、パンプローナからサンティアゴ・デ・コンポステラまで。

 


だそうだ。3週間の休暇で歩いているらしい。

(カミーノは一気に歩かなくてもいい。最後の100kmを歩けば、証明書がもらえる)

 

 

 

どのパートが一番良かったかと聞くと、

 


「最初に歩いた時に大好きになってしまった」(妙訳)

 


そうだ。

私も7年前にサンティアゴ・デ・コンポステラに行って大好きになった。

 

 

 

なぜカミーノへ来たのか聞かれた時に、今までで一番上手く説明できたのは、きっと今朝気持ちがスッキリしていたから。

 

 

 

 


明日はまた20km!

でも今日より暑いらしい!

 

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今日のように楽しく歩けますように!