リヨン→バイヨンヌ
さぁ、今日から完全にひとりだ!
リヨンからフランスの西側、バイヨンヌまで移動する。
SNCF(新幹線みたいなの)で、
と結構な長旅。
朝出て夜着く。
バイヨンヌへ行くにはパリのモンパルナス経由が多かったが、パリを経由するのは大変だし危ない気がしてこちらのルートを選んだ。
日本でチケットを買ってあったので、前日に駅までのルートを確認し、駅へ向かう。
乗り換えを含む長距離移動は、結構ドキドキする。
フランスの鉄道は、出発時刻ギリギリに乗り場が表示されることが多く、5分前とかザラだ。
いきなり変更になることもある。
(友だちの旦那さんも大変だと言っていた)
駅に着くと、案内板の前で待つ人だかり。
しばらく待つと、ラッキーなことに15分前ぐらいに表示された。
窓が汚い。
電車に乗ること2時間。
モンペリエに着いた。
到着時間が少し早かったのと、駅名が見えなかったので、少々不安。
電車内のアナウンスもフランス語だけなので、かろうじて駅名が聞き取れるくらい。
モンペリエは終点で、車両に乗っていた人たちがみんな降りて行ったので大丈夫だとは思う。
でも念のため、降りる人の列の最後にいる人の背中をポンポンとたたき、チケットを見せて聞いてみた。
「大丈夫!ここだよ!」と言ってくれた。
英語ができる人で、降りた後も、
「他にわからないことはない?」と聞かれたので、「多分大丈夫」と言うと、
不安そうに見えたのか、心配してくれ、ホームの上まで一緒に行ってくれた。
リヨン出身で、しばらく南アフリカに行っていたらしい。
感じのいい人だった。
乗り換えの案内板を見ると、時間は合っているのに列車番号が数字一つ違う。
その人も???となり、インフォメーションにも行って聞いてくれた。
単に、途中で行き先が変わる2つの電車が一緒になっているだけなので問題なかった。
しかもその人も同じ電車だった。自分のを確認する前に面倒見てくれてた。
出発まで50分。
待合席でふたりで待つ。
楽器のようなものを背負っていたので、聞いてみる。
スティールパンだった。わざわざケースを開けて見せてくれた。
色々話した後だったので、その後はずーーーっと無言。笑
乗り場が表示されて、ホームへ向かう。
「日本人って、こうやってバックパックを背負ってヨーロッパを旅することって一般的なの?」と聞かれた。
バックパッカーとして色々なところへ行っているけど、あまり日本人に会ったことがないらしい。
みんなパリとかそっちの方に行くよね。
「う〜ん、私が変わってるかも!」と言ったら、
「そうだろうね!」と笑っていた。
隣の車両なのでここでバイバイ。
いい人だったよ、レミ。
助けてくれてありがとう。
モンペリエからトゥルーズまで、約2時間。
トゥルーズで乗り換え待ちは20分。
すぐに乗り換えられた。
乗る前に必ず車掌さんか駅員さんに確認しているが、みんな対応がいい。
フランスでSNCFに何度も乗っているけど、いつも冷たい(感じる)か、素っ気ない、ひどい時は答えてくれなかったりしたのに。
トゥルーズからバイヨンヌまで約3時間半。
最後のパートだし、バイヨンヌ行きなのでいくらか気が楽だ。