ヴィラヴァ → パンプローナ
カミーノフランス人の道の中で、大きな街がサンティアゴ・デ・コンポステラとレオン、そしてパンプローナ。
タクシーでパンプローナの手前まで来てしまったので、街はもうすぐそこ。
3.5kmしかない。
1時間もかからず、あっという間に着く。
歩き出しにカフェで朝食。
やっとカフェでの朝食。
これこれ!
すっごく美味しい!
スペインのクロワッサンって、だいたいしっとりと柔らかく美味しい。
コーヒーやホットチョコレートと一緒に食べても、€3ちょっと。(¥400いかないくらい)
朝7:30頃出発し、朝食をはさんでゆっくり歩き、8:30過ぎに到着。
昨日誘ってくれたアメリカ人のファンキーなおばさま、ロビンと一緒に歩いた。
まだ知り合ったばかりだけど、中々気があう。
なぜカミーノへ来たのか、アメリカのこと日本のことなどを話しながら。
これぞカミーノ。
ひとりで歩くのもいいけど、話しながらっていうのも醍醐味。
バックパックの背負い方も、もう少し腰の上で留めた方がいいとアドバイスをしてくれた。
かなり楽に歩けるようになった。
彼女も誰かに教えてもらい改善してきたらしい。
お互いカメラを手に写真を撮りながら、カミーノがスタートして初めての青空をものすごく喜びながら進む。
建物や花がとっても可愛かった。
パンプローナは、毎年7月に牛追い祭が開かれることで有名なバスク地方の街。
1日あれば周るのに十分だけど、
今日は歩くのにこだわらずこの場を楽しむことを優先。
そして痛い脚や肩を休める。
大きい街に、少し時間をかけて滞在するのもいいよね。
荷物を下ろし、泥だらけの靴を洗って干す。
教会へ行ったり、店を周ったり、街行く人を見たり。
あーやっとスペインにいるという感覚が出てきた!
フランスから歩きてきたし、ずっと山や森の中ばかりだったから全然実感がなかった。
ヨーロッパは飛行機や電車で来ることはあったけど、歩いて国境をまたいだのは初めてだから、カミーノにいるという感覚しかなかった。
不思議。
フランスにいる時は、街の中の人はフランス語ばかりでちんぷんかんぷんだったのに、
カミーノがスタートしてから主に英語になるし、お店とかでも英語が通じるからその辺はガラッと変わったけど。
パンプローナは少し歩いただけでも、綺麗な街。
特に建物が好み。
安全な感じがするし、うるさくもない。
昼頃になると、ペリグリーノ(巡礼者)たちが続々と到着し始めた。
散歩をしていると、昨日一昨日何度か顔を合わせたフランス人と韓国人のおじさんに会った。
昨日、私がアルベルゲを確保できなくて雨の中彷徨っていたのを心配してくれ、その後もどうなったのか気にしていてくれたらしい。
たった2、3日なのに、再会した喜びは大きい。
追い越し追い越され、どこまで歩くのかも違うから、きっともう二度と会わない人もいれば、こうやって再会することもある。
顔見知りに会えるとこんなに嬉しいんだ!
お風呂上がりでボサボサだけど…
パンプローナを散歩。
夕食は、やーーーーーーーっとバル巡り。
タパスやピンチョスを食べながら盛り上がる。
アルベルゲで出会った日本人の方と。
きっと日本では出会わない人との出会いも楽しい。